半分のキモチ
「じゃあ、バスに乗る時、点呼とるから」


宮本が大声で話、みんなをバスの乗り口に集めた。
そして、一人、一人チェックをしながら何かを渡している。


「はい」


みんなに渡していたのは「しおり?」
表紙には"3年4組旅のしおり"となかなか渋いネーミングが付けられていた。


「3年4時旅のしおりって、まんまだろう」


一生懸命作ったのは分かるがこのネーミングはダサ過ぎだろう。
克巳や中山は何も言わなかったのかよ……


「ダサカワだよ。ダサカワ」


全く女の思考は分からない。


「ダサカワね……」

「手伝いもしてないくせに文句言わないの!」

「はい。はい。ダサカワ良いんじゃねーの」


そう言って、一番後ろに陣取っていた三上の隣に座った。


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