半分のキモチ
「宮本」
克巳が宮本を抱きしめ「笑わなくて良いから」と切ない声を出す。
「清水と約束しても、俺とはしてないんだし。俺の前では無理して笑うなよ。俺の前では泣いてくれよ。じゃないと……お前、壊れちまうよ」
宮本が克巳の胸を押し克巳との間に距離を作り、
「ダメなんだよ。無理しないと笑えない」
それは宮本の本音だろう。
誰にも言えなかった俺への気持ち。
「ごめんね。かっちゃん」
「謝るなよ。待つって言ったのは本当だし。俺は本気だから。隙にだってつけよるし。泣いてほしいってのも……」
「……なんで、そんな」
「好きって言ったろ。相手に好きな奴が居たからって『はい。分かりました』なんて簡単にいかねーじゃん。それは宮本だって同じだろう」
「……」
「何かあったらすぐ言えよ」
克巳は宮本の頭をポンと触れて教室から出て行った。
克巳が宮本を抱きしめ「笑わなくて良いから」と切ない声を出す。
「清水と約束しても、俺とはしてないんだし。俺の前では無理して笑うなよ。俺の前では泣いてくれよ。じゃないと……お前、壊れちまうよ」
宮本が克巳の胸を押し克巳との間に距離を作り、
「ダメなんだよ。無理しないと笑えない」
それは宮本の本音だろう。
誰にも言えなかった俺への気持ち。
「ごめんね。かっちゃん」
「謝るなよ。待つって言ったのは本当だし。俺は本気だから。隙にだってつけよるし。泣いてほしいってのも……」
「……なんで、そんな」
「好きって言ったろ。相手に好きな奴が居たからって『はい。分かりました』なんて簡単にいかねーじゃん。それは宮本だって同じだろう」
「……」
「何かあったらすぐ言えよ」
克巳は宮本の頭をポンと触れて教室から出て行った。