課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜
 これに注いでみるといって、宿で鞄から出したのは覚えている。

 そういえば、洗ってテレビの側に置いていた。

 釣り大会の受付に間に合うように焦って出るとき、雅喜が自分の鞄に放り込んでおいて忘れていたらしい。

『今度渡す』
と言うので、

「明日、会社ででもいいですよ」
と言うと、

『誰が見てるかわからないだろ』
と言われた。

 それもそうだな、と思いながら、
「課長、ありがとうございました。
 ほんとに楽しかったです」
と言うと、

『宝は見つからなかったがな』
と言う。

 だから探してませんって〜っ、と真湖は言った。

 村上水軍の宝の話を覚えていたようだ。

 帰り際に村上水軍博物館にも少し寄れた。

 でも、まだまだ見たいところあったなーと思いながら、
「課長、反省会やりませんか?」
と言う。

『反省会?』
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