運命の恋、なんて。
「ヤスくんの家って、八雲くんは出入り自由なの?」




「つーか、母ちゃんが八雲のこと気に入ってて。こんな息子が欲しかった~って俺なんてそっちのけ」




「えーっ」




ヤスくんのお母さんに気に入られちゃってるんだ?




挨拶とかちゃんとしそうだし、なによりあのルックスだもんね。




気に入られるのも、わかるかも…。




「今日もまた3人でゲームすっか」




ニコニコ笑ってるヤスくんを見て、ホッとする。




なんだか和むな~、ヤスくんの笑顔って。




話しやすいし、昨日会ったばかりとは思えない。




今はふたりっきりだし、ちょっと聞いてみたいことがあったんだよね。




思い切って、聞いてみようかな。




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