運命の恋、なんて。
どこにいるのかな…。




3年1組の教室の前に立つと、青高の生徒らしき人に声をかけられた。




「お化け屋敷やってるよ!入らない?」




ええっ、入らないよ!!




「いいです…」




「いいって!は~い、お客さん1名来ました~」




そういう、いいじゃないのに!




強引に、教室の中へと押される。




「やっ…ちょっと待って。あたし、怖いの苦手」




それより前に、ひとりでお化け屋敷とかないでしょ!




「ここに100円入れてね~。よろしく」




どうしよう…。




お金だけ入れて、逃げようかな…。




困っていると、後ろからツンツンされた。




「胡桃ちゃん、そーいうのはちゃんと断れって」




すぐ後ろに、碓井くんとノンちゃんが立っていた。




「ノンちゃん~!!」




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