運命の恋、なんて。
真面目…確かに、そうだよ。




プレッシャーに感じながらも、言われたように勉強してしまう。




言うなれば、親の言いなりだよね。




たまには、反抗してみようか。




革命を起こす…。




八雲くんに感化されたのか、いつもは不満を心の中でぶちまけるだけなのに、そんなことを考える。




家に着いたメッセージを入れると、すぐに八雲くんから返事がきた。




夕食を食べながらしばらくやり取りを続けたあと、部屋に戻りいつものように机に向かった。




昨日しそびれた塾の宿題をすませると、お風呂に入ってまた机に向かった。




今度は、昨日読んでいたのとは別のマンガを手にする。




今日は…昨日より、充実した日だったかもしれない。




嫌なことがあっても、八雲くんとのことを思い出すだけで全て吹き飛んでいく。




マンガを読んでいても、いつもほどのめりこめない。




好きな気持ちが…もう振り切ってしまった。




これ以上ないってぐらい、ハマってる。




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