運命の恋、なんて。
大人が対応したからか、お母さんはすんなり外泊を認めてくれた。



くれぐれも失礼のないようにと念押しされ、電話を切ったあと、一気に力が抜けた。



「やったー!胡桃ちゃん、一歩進歩したな」



「緊張した…もし、ダメだって言われたらって。今日は、ホントに帰りたくなかったから…」



「うん。そーいうときもあるよな」



「そうなの。お母さん、あたしのこと全然わかってくれない…」



「そか…クーデターを起こしたんだな」



「そうなるね。これは、親に反抗してるんじゃない。あたしの…革命」



「全力で応援する」



「ありがと」



八雲くんとふたりで、2階の部屋にあがりながらの会話。


後でヤスくんも2階に上がってきたから、結局は3人で朝方までゲームしたり、お菓子食べながら喋ったりでずっと起きてた。



世の中には…こんな楽しい夜があったんだね。



初めての経験に、あたしの興奮はおさまらない。



< 644 / 827 >

この作品をシェア

pagetop