運命の恋、なんて。
「実はね…言いにくいんだけど…」




「えっ、どうしたの!?そんな思い詰めた顔して」




「それがね。みんなが将来の夢を語ってるから…つい、言っちゃっただけなの。ホントはまだやりたいことが見つかってなくて…ごめんね、ウソついたの」




思い切って謝ったら、ノンちゃんが笑いだした。




「もう~っ!そんなこと?どんな告白されるのかと思ったよ。そんなの別に気にしなくていいよ~。胡桃は真面目だな~」




そ…そうなの?




ノンちゃんにウソついたって、後悔してたけど…そこまで思い詰めなくて大丈夫だった?




「カメラ好きなのは、八雲くんなの。それで、あたしも興味はあるけど…それ一本でやっていく自信もないのに、あんなこと…」




「そうなんだ~。でもいい影響もらってるってことだよね。いいじゃん、それがホントの胡桃の夢になるかもしれないよ?」




否定されるどころか、そんな風に言われるなんて。




全然思ってなかった。




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