CURRENT
「ただでする訳ねぇじゃん。
寝込み襲う趣味はねぇけど、我慢した俺を誉めて欲しいわ」
「何、平然と言っているんですかっ」
照れるとか悪びれた様子とかは、全然ない。
「だって俺、なかったことにはしないって宣言したじゃん」
「イヤ、言いましたけど……冗談ですよね?女なんて、選びたい放題じゃないですか」
そう私が言うと、彼は少しだけ不機嫌そうになる。
「へぇ、信じてねぇんだ。
俺が、あんな女を選ぶとでも思うのか?」
顎を掴まれて、顔を近づけて言う。
そんなこと言われても、顔がよければ誰でもいいんじゃないのか。
「課長だってまんざらでもなっ…んっ……」
私が言い終わる前に、言葉ごと唇を奪われる。
しかも、今回は触れるだけでは終わらず、だんだんと深くなっていく。