キミのバスケを守りたい
「……確かにな。
俺たちは都大会止まりだが、サッカー部は全国大会に最近ずっと出てるもんな。
しかもエースは2年生だってサッカー部の部長から聞いたし、これからもっと強くなるんだろうな。
よし!なんか一瞬でやる気が湧いてきた」
「「え?」」
坂田先輩は一度息を吸って「集合!」と大きな声でみんなを呼んだ。
それと同時にみんなが部長の前に丸く集まって指示を待った。
「今日、相馬は職員会議で来るのが終盤になる。
だからって絶対気を抜いたりするなよ。
先生の目があるところだけ真剣にやって、ないところは適当にやる奴は
相馬が適当にやってる奴を試合に出すと言っても、俺は絶対掛け合って陰でも努力する奴を使わせるからな。
そんな適当にやる奴は怪我するだけだから最初からやるな、帰った方がいい」
部長はその調子のまま話を続けた。