渡り歩くヒト
『何って・・友さんが起きないから強行手段に出ただけですよー。
全く〜ちゃんと言ったはずですよ〜〜?今夜、貴女の夢の中にお邪魔しますよ・って。』
う・・・確かに言ってた;;・・・でも!
「あたしは、待ちくたびれて寝ちゃったの!コウさんが来るのが遅いから・・だから、コウさんが悪い!しかも、あたしのキスをーー!!!泣」
『(ファーストキスではないんだ・・)それはすみません。ですが、ただのキス。ファーストキスじゃなかったんだし、いいじゃないですか。』
「ここは外国じゃありません!!!だから、キスは挨拶のようなものじゃないんですよ!!軽々しくしないで!!!!第一、ファーストキスじゃないからって、簡単にしていいものじゃない!!」
全く…未来の日本では外国みたいにキスも挨拶のうちに入っちゃうのかな……何かやだな・・
『勘違いなさってるかもですけど・・・未来から来たといっても、現在の慣習が変わったわけではありませんからね。未来でも、キスは日常化してませんからね。』
何ぃ?!んじゃ、何であんな起こし方したんや!!キスは乙女にとって大事なもんなんやで!怒
『ま・この話は置いといて。行きましょうか。友さん』
にゃろー……話反らしやがった!
『友さーん!置いていきますよー!!』
ぅわっ!!コウさんがもうあんなところに!つーか…夢の中なのに何で距離感なんか掴めるんだ……?
とにかく、
「待ってーー!!!!」
追いかけなくちゃ!
でも………
どうやって追いかけるのー!!??

