E・N・M・A~えんま~
「……………」
みやちゃんが目を丸くして黙ってしまった。
遠いところに行ってしまった…なんて思われたかも知れない。
自分でも、おたけびをあげてから我に帰ったが、かなりヤバいヤツになってしまったと思う。
「あのね?」
立ったままのみやちゃんを、ワタシは慌てて覗きこんだ。
「んーー…。ごめんね、みやちゃん。…えーとね…、転校生のことなんだけど、よく知らないんだ、本当に」
うまく言えないが、正直に伝えたいと思った。
伝えたい事を言葉で言い表す事は、本当に難しい。
ワタシは、みやちゃんの大きな目を見つめた。
嘘やごまかしではないことを、きちんと分かってもらう為には、伝えたい人の目をしっかり見る事しかない。
大事な友達だから、なおさらのことだ。
みやちゃんも、ワタシの目をジッと見た。
ジーーッと。