E・N・M・A~えんま~
「変態どころか感謝して欲しいものだね。
君の竜、暴れなくなったでしょ?
ーーほら」
ワタシの手をそっと、竜のあった太ももへとやると、確かにそこは熱も持ってもいないし靜かで穏やかだった。
それは普段のワタシの足に戻っていたような気さえして、そこへ目をやれば、現実はやはりそうはあまくもなかった。
「なんだ…」
あるんだ。
やっぱり、どこかに消えた訳じゃあなかったんだ。
ガックリとうなだれて落ち込んでしまう。
「消えてなくなってるとでも思ったの?
そんなわけないでしょ。
それは、僕のーー『竜神』の1部でもあるんだから」
シュウは上半身すっかり裸になっていて驚くまもなく、キスの雨が降ってきた。
そんなことをしながらも、彼は器用に話を続ける。
「鍵はね、僕たちがひとつになると始動する。
そして、それは君がのぞんだことでもあり、また君の巫女だった頃の務めでもあったわけなんだ」
「ん…んんん?!」
唇が巧みに塞がれているため言葉にならないが、(巫女の務めだったの?!)と言っていたんだ。