E・N・M・A~えんま~


シュウの言っていることは真実なんだろう。


一応神様なんだし、『竜神』なのだから。


「わかった…よ。シュウ」


ワタシはゆっくりと目を閉じた。


ごめんね、閻魔。


今度こそ一緒になりたかったよ。


あなたの隣でいつまでもいつまでも、ずっといられると思ったのに。



本当に閻魔の隣に…お嫁さんに、なりたかったな…。





シュウの唇が降りてきて、ワタシの唇に触れた。




頬に涙が伝ったーー。



「大丈夫。すべて終われば、君は閻魔のことを忘れることができるから。

もう、苦しまないでいい」


「忘れる…?」


「そう、忘れられる。自然に、スーッとね」


そんな…


閻魔の記憶がなくなってしまうってこと?


出会った時のことも?


愛し合ったときのことも?


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