真っ白のラブレター
「おまえ、こいつがここにいるって、知ってたのか」
「ううん。もしかしてと思っただけ。この川でね、この子を拾ったって聞いたから」
「そうだったのか」
「無事で良かった。心配したんだから、勝手に出て行ったら、だめでしょ。ここに来たら、中谷君に会えると思ったの?」
古いバスタオルでスタンプをごしごしふいて、そっとくるむと、穂風が愛しそうに胸に抱き寄せる。
「そいつ、中谷の犬なのか?」