真っ白のラブレター

歩はこれといって話をしない。
どちらかと言えば、無口な男に分類される。

だから、いつも穂風が一人でしゃべることになる。
これは、小さい頃から変わらない。


「あのね、今日、部活でね…」


穂風のおしゃべりが始まる。
歩はふんふんと適当に相づちを打ちながら聞いているが、本当に話を聞いているのかどうかは、定かではない。

< 22 / 108 >

この作品をシェア

pagetop