真っ白のラブレター

「ねえ、なーに?何笑ってるのよう」

穂風が月子をこづく。

「朝から、歩が心配そうにあんたのこと見てるなあと思ってたんだ」

「えっ、それ、どういうこと?」

穂風がくるっと振り向いて、歩の方を見ると、歩が「ん?」と首をかしげてこっちを見る。

「気付いてないの? さっきの授業中だって、なんべん穂風の方見てたことか」


月子は、あきれたように言う。
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