真っ白のラブレター
「あの、もし良かったらうちで預かろうか」
そう言いながら、中谷の表情をうかがう。
中谷は何と言うだろうか?
「えっ、でも悪いからいいよ」
中谷は少し困った顔をしていた。
穂風も引かなかった。
「そんなことないよ。私、犬好きだし。家族も犬嫌いな人はいないし。それにうち、一戸建てだから大丈夫だよ」
穂風が慌ててそう付け加えると、中谷は決心を固めたらしい。
「ほんとに、いいの?」
「うん、もちろん」