真っ白のラブレター

その学生は穂風の方を向いて、姿勢を正すと大声で言った。


「三年五組の笹田伸彦です。野球部所属、センターを守っています」


その一言は夕暮れの空に響き渡り、下校中の生徒達の視線をいっぺんに集めた。

宣誓のようなその発言に、穂風は何が起きたのかがわからず、言葉もなく立っていた。


「突然ですが、僕とつきあって下さい!」
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