真っ白のラブレター

校門の外には、すでに笹田が待っていた。

穂風は大きく深呼吸すると、ゆっくりとそっちへ向かった。
そして、二人が軽く挨拶を交わしている頃、校門を歩が通り過ぎようとしていた。

「霜原君。ちょっと」

月子が呼び止めると、歩は不審な顔をしている。

「今から、穂風がこの間の、告白の返事をするからさ。聞いていけば」

「なんだよ」

無表情だった歩の眉がつり上がる。

「気になってるんでしょ?」

「別に、気にしてない」

歩を鋭く制止する。

「しっ!」

穂風が話し始めたのだ。

< 69 / 108 >

この作品をシェア

pagetop