真っ白のラブレター
校門の外には、すでに笹田が待っていた。
穂風は大きく深呼吸すると、ゆっくりとそっちへ向かった。
そして、二人が軽く挨拶を交わしている頃、校門を歩が通り過ぎようとしていた。
「霜原君。ちょっと」
月子が呼び止めると、歩は不審な顔をしている。
「今から、穂風がこの間の、告白の返事をするからさ。聞いていけば」
「なんだよ」
無表情だった歩の眉がつり上がる。
「気になってるんでしょ?」
「別に、気にしてない」
歩を鋭く制止する。
「しっ!」
穂風が話し始めたのだ。