真っ白のラブレター
☆*。8 作戦
「ねえ、穂風。霜原君が、さっきからずっとあんたのこと見てるよ」
「うそ」
穂風が上気する頬を手で隠す。
そんな乙女な仕草に月子がふふと笑う。
「本当よ。さっきの時間、私じっと観察してたら、何回あんたの方を見たと思う?」
「たまたまだよ」
「いや、違うと思うな。あれは、あきらかに意識しているふうだったもの」
「そんなこと、あるわけないよ」
「じゃあ、自分で確かめてみたら?」
そう言い残して、教室を出ていった月子を目で追いながら、穂風は無意識に歩の方を振り返る。
すると、歩と視線がぶつかり、穂風は慌てて目をそらす。
穂風は胸が痛くて、そっとおさえる。