真っ白のラブレター
しばらくして、担任が戻ってくると、二人を家まで送り届けてくれた。
「本当に心配したのよ。親御さんから、まだ帰らないって連絡があって。あなた達は黙って寄り道するような人じゃないから、事故にでも巻き込まれたのかと思って」
「すみません。私がうっかりしていたから」
「まあ、早く見つかって良かったわ。同じ班の子が、もしかしてって言うものだから。寒かったでしょ、屋上」
二人はそれほど重大なことには思っていなかっただけに、周囲の慌てぶりが意外だった。
穂風は歩と一緒だったから、安心していられたのだということに、まだ気づいていなかった。