真っ白のラブレター
☆*。12 けんか
手紙の一件はそれですんだかにみえたが、まだ続きがあることを知らされたのは、一週間後のことだった。
沢野がまた穂風のところにやってきたのだ。
手紙の返事がこないと言う。
それで、返事を直接歩に聞いてほしいということだった。
正直言って、親しくもない子のために、なぜそこまでやらなければならないかが、わからなかったが、頼まれると断れない穂風は今回も快く引き受けてしまったのだ。
月子が聞いたら、お人好しとばかにすることだろう。