ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
くっくっく…


あぁ、おもしれぇ~!!


やっぱコイツには翔馬ネタが一番っ!!


…っていっても、俺も一応叩いちまったしな。


謝らないと…


『まぁ、俺も叩いて悪かったなぁ。』


俺は如月の頭をなでなてしながらニコっと笑みを向けた。


『ううん、いいの。あたしもいけなかったから…』


すると如月は柄にもなく、しおらしく謝ってきた。


おっ!やけに素直じゃん。


やっぱ素直が…


『でっ、さっきの続きなんだけど…』


『へっ?』


俺は如月の頭に手を置いたまま目を見開いた。


『ねぇ、早く教えてよ。テクニック~!!』


如月は口を尖らせながら、俺の腕をグイグイと引っ張ってきた。

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