逆境シンデレラ~御曹司の強引な求愛~


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 大学の卒業生が組織する同窓会をまとめる会を【鵬翼会(ほうよくかい)】というのだが、来年は基の友人でもある喜多島太陽が主幹事ということで、基も、委員の一人として朝から駆り出されていた。


「創立者の子孫のお前はまだしも、俺は別に関係ないだろ……」


 基はため息をつきながら、テーブルの上の山積みになっている資料を眺める。


 ここは銀座にある雑居ビルに入っている鵬翼会事務局である。


「関係なくはない。俺の世代の世界の中心はお前だったんだから、お前が俺を手伝うのは必然だ。俺こそ日本に帰国した途端こんなこと任されて、逆に子孫だから断れねぇんだから、可哀想だろ」


 そして太陽は従兄弟の美鶴より物怖じしない性格なので、基にもどんどん仕事を押し付けていく。


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