逆境シンデレラ~御曹司の強引な求愛~

(きっとこの人は、そういう人間なんだ。燃えて自ら輝くような、そういう魂を持った人なんだ。だから自分のことを流れ星だなんて、言うんだ……。)


 基がごく普通の男なら、きっと自分とこんなことになっていないと、沙耶は思うのである。



 海岸をゆっくり流した後、日陰を探してレオから降りる。


「お昼にしよう」
「ここで?」


 周囲を見回したが、特に食事が取れるような場所はない。

 すると基はリュックからシートと保冷バッグ、そして水筒を取り出す。
 慌てて沙耶も、シートを広げるのを手伝った。

 シートの上に置いたランチボックスを開けると、サンドイッチがきれいに収まっている。
 不思議なもので、見ているだけで急にお腹が空いてきた。


「サンドイッチをテイクアウトにしてもらったんだ」


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