あの頃のように笑いあえたら
深呼吸をし、冷たい空気を吸い込む。
頭はまだ真っ白なままだった。
「……なあ、いとな」
黙って池を眺めていた源が、急に私の方を向いたからドキッとした。
「なに?」
少し強い風が吹いて、木々が揺れる音が2人を包み込む。
私は、なびいた髪を押さえながら源を見つめる。
「……オレ、ずっと……いとなが好きだったんだ」
緊張した表情の彼の口から出た言葉は、ずっとずっと私が伝えたかった言葉。そして聞きたかった言葉だった。
「え……?」
照れ屋な源が、私の目をしっかりと見つめている。
「……オレと、付き合ってくれないかな」
いつもよりも、もっと優しく柔らかい声が、私の胸の奥に届く。
真っ白な私の胸に、見たことのないキレイな色がそっと落とされ、あっという間に身体中を染める。
そして言いたい言葉より先に、その感じたことのない感情が涙となって溢れ出ていた。
「うんっ……うん。」
そう、頷くのが精一杯だった。
ずるいよ、私が言おうとしてたのに。
私も伝えなきゃ、言わなきゃ。そう必死に思っていると、不意に源が私の肩を優しく引き寄せ抱きしめてくれた。
暖かい源の胸……私の背中を包むたくましい腕。
ああ、そうだ。ずっとこうしたかったんだ。
頭はまだ真っ白なままだった。
「……なあ、いとな」
黙って池を眺めていた源が、急に私の方を向いたからドキッとした。
「なに?」
少し強い風が吹いて、木々が揺れる音が2人を包み込む。
私は、なびいた髪を押さえながら源を見つめる。
「……オレ、ずっと……いとなが好きだったんだ」
緊張した表情の彼の口から出た言葉は、ずっとずっと私が伝えたかった言葉。そして聞きたかった言葉だった。
「え……?」
照れ屋な源が、私の目をしっかりと見つめている。
「……オレと、付き合ってくれないかな」
いつもよりも、もっと優しく柔らかい声が、私の胸の奥に届く。
真っ白な私の胸に、見たことのないキレイな色がそっと落とされ、あっという間に身体中を染める。
そして言いたい言葉より先に、その感じたことのない感情が涙となって溢れ出ていた。
「うんっ……うん。」
そう、頷くのが精一杯だった。
ずるいよ、私が言おうとしてたのに。
私も伝えなきゃ、言わなきゃ。そう必死に思っていると、不意に源が私の肩を優しく引き寄せ抱きしめてくれた。
暖かい源の胸……私の背中を包むたくましい腕。
ああ、そうだ。ずっとこうしたかったんだ。