不倫のルール
眉尻を下げて笑いながら、柴田さんが言った。
「これか……」と、安井さんは確信したそうだ。
「……私は、関係ないと思うけど」
「と・に・か・く!柴田さんに連絡して、とりあえず会ってきて!」
「ええ~!!」
「柴田さんは、うちのエースなの!柴田さんの働きは、とっても重要。大きなミスをする前に、繭子、お願い!」
強引な美冬に押しきられ、柴田さんに連絡させられた。
スマホで話すのなんて初めてだし、昼間に会うのも初めてだ。
「相談したい事がある」なんて適当な理由で約束したけど、会ってどうすればいいの?
私は、思いっきり混乱してるのに「じゃ、後はよろしく!」なんて丸投げして、美冬は帰ってしまった。
久々に、彼氏が土曜日休みで、これからデートだと浮かれていた……
その日の午後二時、柴田さんの家の近くの喫茶店で待ち合わせた。
スマホの地図を頼りに、なんとか二時ギリギリに到着した。
扉を開けると「カランカラン!」とベルが鳴った。
懐かしさを感じる落ち着いたお店は、『カフェ』ではなく『喫茶店』だと思った。
なんとなく、ゲンさんと会ったお店を思い出した。あの時とは、全然違う緊張を感じているけど……
「いらっしゃいませ」
「待ち合わせなんです」
「これか……」と、安井さんは確信したそうだ。
「……私は、関係ないと思うけど」
「と・に・か・く!柴田さんに連絡して、とりあえず会ってきて!」
「ええ~!!」
「柴田さんは、うちのエースなの!柴田さんの働きは、とっても重要。大きなミスをする前に、繭子、お願い!」
強引な美冬に押しきられ、柴田さんに連絡させられた。
スマホで話すのなんて初めてだし、昼間に会うのも初めてだ。
「相談したい事がある」なんて適当な理由で約束したけど、会ってどうすればいいの?
私は、思いっきり混乱してるのに「じゃ、後はよろしく!」なんて丸投げして、美冬は帰ってしまった。
久々に、彼氏が土曜日休みで、これからデートだと浮かれていた……
その日の午後二時、柴田さんの家の近くの喫茶店で待ち合わせた。
スマホの地図を頼りに、なんとか二時ギリギリに到着した。
扉を開けると「カランカラン!」とベルが鳴った。
懐かしさを感じる落ち着いたお店は、『カフェ』ではなく『喫茶店』だと思った。
なんとなく、ゲンさんと会ったお店を思い出した。あの時とは、全然違う緊張を感じているけど……
「いらっしゃいませ」
「待ち合わせなんです」