不倫のルール
「いっ、いえ!そのような事は……」美冬、怖いよ……
そもそも柴田さんの事を「男として見ていない」なんて言ったのは、言葉のあやというか、話の流れみたいなものだ。
本気でそんな事、思っているはずがない。
そして、柴田さんの意外な告白に「そういえば……」と思い出した人達が、社内に数名いた。
「ショッピングモールに、カフェ、本屋さん……柴田さんと行ったでしょ?“小柄で華奢な清楚な感じの女の子”と一緒のところ、結構見られてるよ」
美冬の言葉に、ハッ!と息を呑む。
周りの女の子達に見られている事は、わかっていた。なのに、柴田さんと知り合いの人に見られるという事を、全く考えていなかった……!
「柴田さんとその子、手を繋いだりとか、甘い雰囲気ではなかったんだって。だから、二才年下の柴田さんの妹さんだろうって思われたみたい」
私は、柴田さんに嫌われる為に会っていたのだ。柴田さんと付き合っている訳ではない。だから、甘い雰囲気になんてなるはずがない……
柴田さんの言葉、柴田さんの会社の人に見られていた事……混乱してしまって、うまく言葉が出てこない。
「ハァ~……」
それまで静かに聞いていた玲子さんが、大きな溜め息をついた。
「やっぱり女の友情って、こんなものなのね。結婚して、一緒に遊ぶ時間がなくなると、いろんな事から蚊帳の外になっちゃうのね……」
「玲子さん!違いますから!」
そもそも柴田さんの事を「男として見ていない」なんて言ったのは、言葉のあやというか、話の流れみたいなものだ。
本気でそんな事、思っているはずがない。
そして、柴田さんの意外な告白に「そういえば……」と思い出した人達が、社内に数名いた。
「ショッピングモールに、カフェ、本屋さん……柴田さんと行ったでしょ?“小柄で華奢な清楚な感じの女の子”と一緒のところ、結構見られてるよ」
美冬の言葉に、ハッ!と息を呑む。
周りの女の子達に見られている事は、わかっていた。なのに、柴田さんと知り合いの人に見られるという事を、全く考えていなかった……!
「柴田さんとその子、手を繋いだりとか、甘い雰囲気ではなかったんだって。だから、二才年下の柴田さんの妹さんだろうって思われたみたい」
私は、柴田さんに嫌われる為に会っていたのだ。柴田さんと付き合っている訳ではない。だから、甘い雰囲気になんてなるはずがない……
柴田さんの言葉、柴田さんの会社の人に見られていた事……混乱してしまって、うまく言葉が出てこない。
「ハァ~……」
それまで静かに聞いていた玲子さんが、大きな溜め息をついた。
「やっぱり女の友情って、こんなものなのね。結婚して、一緒に遊ぶ時間がなくなると、いろんな事から蚊帳の外になっちゃうのね……」
「玲子さん!違いますから!」