サリフウリ魔法学園と神の子



それを、無視して自動ドアをくぐる。


中は、どういう順か分からないが机の後ろにある、赤い皮のソファの上に、1人1人みんな座っていた。


近くの茶色のボブショートの女の子に声をかけた。



「席ってどうなってるの?」


声をかけると、女の子はわたしを見て驚いた。そして、テンパったのか机の上からペンケースを落とした。


「え⁉︎あ…好きに座ってます!梓さんはどこがいいですか⁉︎」



「ん〜、空いてる席でいいよ。ありがとうね、えっと…お名前は?」



「わぁ!わ、私は朱莉、茨木 朱莉(Matuki Akari)です!」
< 35 / 190 >

この作品をシェア

pagetop