〇年後、微笑っていられるなら〇〇と。


「ねえ、どう?特に誕生日にこだわって作って貰った訳じゃないけど、どれも綺麗で美味しいでしょ?」

「綺麗な料理だよな。上品な感じ?」

「お造りとか、握りは特別なのよ。生ものだから普通はお店でだけなの。
無理をお願いしたの」

「一品料理をこれだけ作るのって大変そうだな」

「だったら感謝して食べてよね」

京...昔みたいだな。
話し方も、何も変わらない。

「お、あんまり飲むなよ?酔っ払いはごめんだ、面倒臭いから」

「京は強く無いのか?」

「うん、雰囲気にも酔っちゃって、すぐ眠くなる」

「だったら、もうミネラルウォーターだな。明日は月曜だし」

「康介さんは強いの?」

「強くなきゃ仕事にならないからね」

「そうか、そうだよね。じゃあ、二人とも強いって事かぁ。
康介さん、今日は夜、お休み?」

「ああ、日曜の夜は行かない事にしてる。本職を疎かには出来ないから。
あくまで女装はバイトだから」

ほぅ。って事は...やっぱりアヤさんの格好の時も、あんなに綺麗で女言葉を話していても、中身は男。
...陽人が焦った訳だ。私ったら呑気に...お泊り迄して、...機嫌を損ねるはずよね。

私、下着姿まで見られてますけど...。
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