〇年後、微笑っていられるなら〇〇と。
ケーキも食べたし。

「ボチボチ片付けるか?」

て、なんで俺が言ってるんだろ。

「簡単でいいぞ。器はまたケンちゃんが取りに来てくれるだろうから」

「私、それは聞いて無いし、頼んでないんだけど」

「器の事は、俺が連絡してみるからいいよ。
あ、それより...」

そうね、お金の精算しなくちゃね。
でも、まだ陽人居るし。

「陽人、いいぞ、帰って。
お前、今日の主役だから、片付けとかするな」

は?それは、そうで、理屈はあってるけど、それはこの場合良く無いんじゃないのか?

「そうだよ陽人。後はするから。任せて」

もう、帰れって言われてるようなもんだ。

「はいはい。本日は大変有難うございました。
お二人のお誕生日も是非お祝いを致しましょう。
では、おやすみなさい」

「じゃあね、陽人」

「陽人、またな」

知らないぞ、俺は知らない。
何も聞かなかった。


「陽人、怒ったかな...誕生日なのに、機嫌悪くしたかな」

「微妙にな。ま、大丈夫だろ。で、いくらになる?」

領収書を出した。

「京はキッチリしたがりだからな」

「こういうモノはどっちの立場でもちゃんとしといた方がいいのよ。
後々関係性が悪くなって、あの時はこうだったとか、言われたら嫌じゃない?」

「俺はそんな小さい事は言わない」

「康介さんは違うけど。一般的にそうしておいた方がいいって話」

「呼び方、...康介でいいって言わなかったっけ?」

「え?」

そうだった?そう呼んだ事あったっけ?
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