〇年後、微笑っていられるなら〇〇と。
「え、でも…」
いつ来るか解らないのに?
来ないかも知れないのに?
そんな事より、ブラのサイズだよ。ぴったりな訳、その疑問を解決したい。
「一度朝まで抱きしめたから、なんとなくだ。
サイズはなんとなくで買った。合ってたか?」
「う、ん…」
私は反射的に自分の体を抱きしめた。
「ハハハ。心配するな。生身には一切触れて無いから。だいたいでだ。
凄いな俺、才能が恐ろしい...」
もう...、なんだか裸を見られたくらい恥ずかしい気がする。
触れて無いって言っても、後ろから、こう、両手で触ったとか...してないよね。
「そんなに疑い深い顔でジットリ見るな。本当に偶然だ。触ってないから。
それから、用意しておいたなんて先に言わない方が選び易いだろうと思って。
先に言ったら、キモッとか、思っただろ?
買ってるとことか、勝手に想像もするだろ?」
そんな事は...無いかも。
康介さんだからかな。アヤさんもちらつくから、かも。
どっちで買いに行ったんだろ...。どっちでも店員さん的には問題無いか。
あ、やっぱり想像したくなる。康介さんの言う通りだ。
「ううん。嘘じゃなく、そんな事思わなかったよ?」
「そっか、まあ、いいか。俺も風呂入って来る。
先にベッド入って寝てろ」
「うん」
やっぱり不思議な感じ。寝てろなんて、きつめの口調でも、俺様みたいには聞こえない。
康介さんは不思議な人だ。
京、頼む。
眠っててくれ。その方がいいんだ。諸々。
パン一は承認済みとはいえ、...これが意識すると言う事だよな。
Tシャツを着た。スウェットも穿いた。
こんな格好でベッドに入るのはいつ振りだろう。
「...京?」
フッ。寝てる。期待を裏切らないな。
どこでも、...どんな状況でも、よく眠れるやつだな。