私達のヘンテコな関係
「いや、聞いてないし」
「今言った」
「シネ」
颯太は私の両手首をベッドに縫い付けると、「無理」という言葉と同時にキスをしてきた。
「…うざ」
「それ彼氏に言う台詞?」
「自分からしといて、この世の終わりみたいな顔しないでくれない?」
「…っ!」
「全く、その顔したいのはこっちだっつーの」
颯太が動揺した隙に私はベッドから降りる。
時計を見れば、時間はもう19時。
「じゃ、私帰るね」
「は?ちょ、お前…」
「私、彼女フリは仕方なく引き受けたけど、”花の代わり”になるつもりはないから」
それだけ言って、私は颯太の部屋を後にした。