可愛い弟の為に
ずっと宴を見ているとアホのイトコ達が言う事を透は上手くかわしていた。
父さんの兄弟は少し大人しくなっている。
透に何か言えば完璧に返すので面白くないのだろう。
ハルちゃんが万全な体調ならばターゲットをハルちゃんにしただろうが僕も透も父さんも絶対安静を出して琥珀が付いてくれている。
それでも心配なので僕は立ち上がって部屋を出た。
「琥珀、ありがとう」
僕がお礼を言うと、琥珀は頷いて
「こんなに体調が悪いのに可哀想よね…」
「全く…無茶苦茶だね」
僕はそう言うと、ハルちゃんの傍に座る。
「本当に無理をさせてごめんね」
疲れきっているハルちゃんは首を軽く振って
「こちらこそすみません」
と言う。
そんな神経を使う事じゃないよ。
「このままここにいるのも辛いだろうから上手く切り上げてみるよ」
「お兄さん、本当にすみません」
「いえいえ」
僕は微笑む。
弟の奥さんだもの。
それくらいはね、するし。
そんな会話をしていたら透と父さんもやって来た。
「本来ならまだ入院しているよね」
父さんには少しはこの状態をわかってもらおう。
僕は父さんを睨んだ。
「まあ、主治医は透がそばにいるならって言ってたし」
そんな事を言って逃げるなよ!
それでも医者か!!
「僕、金曜日有給取るために明日から連続当直なんで家にいないんですけど」
透も父さんには不満タラタラらしい。
「お前は勤務代わってもらったからそうなったんだろ」
おいおい!その言い方はないだろ?
透だって代わりたくて代わったのではない。
「あの、私なら何とかやります。
家で出来るだけ横になりますし、水分も出来るだけ取るようにしますから」
僕達3人は声の主、ハルちゃんを黙って見つめた。
ピタッ、と3人が会話を止めたので桃ちゃんが笑って
「この中で一番強いのはハルちゃんかもしれない」
と、お腹を抱えて笑う。
「それに…3人でそうやって話する事なんてまずなかったんじゃないですか?お義父さん。
良かったですね。ハルちゃんのおかげですね。
…だから無下に扱ったらどうなるかわかりますよね?」
この中で一番怖いのは桃ちゃん、貴女です。
決してハルちゃんではありませんので。
父さんの兄弟は少し大人しくなっている。
透に何か言えば完璧に返すので面白くないのだろう。
ハルちゃんが万全な体調ならばターゲットをハルちゃんにしただろうが僕も透も父さんも絶対安静を出して琥珀が付いてくれている。
それでも心配なので僕は立ち上がって部屋を出た。
「琥珀、ありがとう」
僕がお礼を言うと、琥珀は頷いて
「こんなに体調が悪いのに可哀想よね…」
「全く…無茶苦茶だね」
僕はそう言うと、ハルちゃんの傍に座る。
「本当に無理をさせてごめんね」
疲れきっているハルちゃんは首を軽く振って
「こちらこそすみません」
と言う。
そんな神経を使う事じゃないよ。
「このままここにいるのも辛いだろうから上手く切り上げてみるよ」
「お兄さん、本当にすみません」
「いえいえ」
僕は微笑む。
弟の奥さんだもの。
それくらいはね、するし。
そんな会話をしていたら透と父さんもやって来た。
「本来ならまだ入院しているよね」
父さんには少しはこの状態をわかってもらおう。
僕は父さんを睨んだ。
「まあ、主治医は透がそばにいるならって言ってたし」
そんな事を言って逃げるなよ!
それでも医者か!!
「僕、金曜日有給取るために明日から連続当直なんで家にいないんですけど」
透も父さんには不満タラタラらしい。
「お前は勤務代わってもらったからそうなったんだろ」
おいおい!その言い方はないだろ?
透だって代わりたくて代わったのではない。
「あの、私なら何とかやります。
家で出来るだけ横になりますし、水分も出来るだけ取るようにしますから」
僕達3人は声の主、ハルちゃんを黙って見つめた。
ピタッ、と3人が会話を止めたので桃ちゃんが笑って
「この中で一番強いのはハルちゃんかもしれない」
と、お腹を抱えて笑う。
「それに…3人でそうやって話する事なんてまずなかったんじゃないですか?お義父さん。
良かったですね。ハルちゃんのおかげですね。
…だから無下に扱ったらどうなるかわかりますよね?」
この中で一番怖いのは桃ちゃん、貴女です。
決してハルちゃんではありませんので。