君が好きになるまで、好きでいていいですか?

「そうなんですっ!後藤さんって会社ではやっぱり完璧な人のイメージ強くて……」


「さすが、佳君らしいね」


さりげなくフフッと自分の口元を押さえる翔さん


それから、意外と話しやすい翔さんに色々な後藤さん話を聞いた。
話しの横から、納得がいかない様子で時々チャチを入れられる






「さっき、話しに出て来てた『由さん』って誰ですか?」

何度も「そんな時由さんがね」と出てきたワード、初めは女の人かと思って聞いていたけど、どうやら違うみたいだった


「なんで?浅野先輩の事だよ。浅野由哉、主任。分からなかった?」


「……………だって、翔さんの好きな人って言ってたので………」

どう見たって浅野主任よりさらに年上の翔さんが嬉しそうにそう言ったから、私はてっきり…………


「ああ、翔さんはソッチ系の人だからね」


「ええっ?!」


時間も10時を過ぎての駅への帰り道
楽しかった翔さんとの話で、すっかり打ち解けていた


最後には「いつでも相談に乗るから、またおいでね。」なんて手を振ってくれた


もう一人のバーテンダーは、多少翔さんの好みが入った20代の大学生アルバイト
週何日か、他に後二人程いるらしい。


彼は恋多きゲイなんだよ、と後藤が言った


お酒が入っていたためなのか、思わず口を開けて大笑いした


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