探偵の彼に追跡されて…
子供達も動揺してなかなか寝付けないようだったが11時を過ぎた頃やっと皆んな寝てくれた。

「やっと寝たわね」

「はい。皆んな園長先生を心配してるんですね」

「そうね。肉親ではないけどあの子達にとっては親も同然ですもの」

「そうですよね」

「でも…もう無理かもしれないわね?」

と、結先生は難しい顔をする。

「え?」

「園長先生、前にも倒れた事があるの」

「そうなんですか?」

「うん。狭心症でね。もうお年だしここの園も閉鎖になるんじゃないかな?」

「えっ!?閉鎖になったら子供達はどうなるんですか?」

「…別の施設に行く事になるわね」

「別の施設って…皆んな一緒に同じ施設に行けるんですか!?」

結先生は首を横に振り
「それは無理だと思うわ」と言う。

「そんな…」

「これだけの人数を引き取れる所はまず無いでしょね」

「………」

「美野里先生?まだ決まった事じゃないわ。でもね?園長先生だっていつ迄もここを運営出来る訳じゃ無いのよ?」

確かに園の運営は厳しい。
国から頂けるものだけてはとても園を運営出来ない。

支援してくださる方々の寄付や園で育てた野菜をバザーで売って収入を得てなんとか運営している。

まして園長先生はお年だし、いつまた倒れるか…

ここの土地も園長先生の物だし園長先生がもし居なくなったら…




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