夜まで待てない




「そう言えば昨日、鬼プヨと飲んだって言ってたよね?」


「うん…酔ってたのもあって失態してしまったからね。」


「何かあったの?」


「私は逃げるようにして同窓会を抜け出して歩いてたら鬼プヨが居て声をかけられた時に私はないてたんだ。そんな私を見て鬼プヨは居酒屋に連れて来てくれたんだけど飲め飲めって言われて飲んだら酔っ払って鬼プヨに羽月の事を話して愚痴を言っていたの。」


あんな態度で鬼プヨに言ったのを思い出すと恐ろしくなる。



「羽月の事を話した後に"どうしたらいいか分かんないんですよ!"って言ったんだ、そしたら鬼プヨは勘違いしてたみたいで"何だ、てっきり俺は会社の事で悩んで泣いてるかと思えば恋の悩みだったのか?若いっていいもんだな!ガハハハ"って笑ったから私は"笑いごとじゃないんですよ!部長に何が分かるんですか?結婚してないくせに!会社ではガミガミ怒って何度泣いたかわかんないですよ!そんなだから結婚できないんです!"って言っちゃったんだ。」


思い出すだけで顔が青ざめそうになる。


「そしたら"ほぉー橋本!酔っていたら言いたい放題だな…"なんて低い声で言われて思わずハッとした私はまた鬼プヨに失言しちゃって"す、すみません!お許し下さい鬼部長様!"って言っちゃったの!」


二人は私の話を聞きながらお腹を抱えてゲラゲラ笑っている。


人事だから笑えるだろうけど、月曜日に会社にいくのが嫌になるくらい私は鬼プヨに失態をしてしまった。




< 105 / 142 >

この作品をシェア

pagetop