夜まで待てない
するとお風呂から上がったお父さんがリビングにやってきた。
「おぉ、羽月くんじゃないか!久しぶりだな?せっかくだし一緒に一杯どうだ?」
「そうよせっかくだし久しぶりにご飯も食べていって!」
家の両親に言われた羽月は"はい"と言ってお父さんの相手をし始めた。
私は一度部屋に戻り部屋着に着替えてリビングへ行った。
「優子!羽月くんと一緒に住むんだって?
一人暮らしは心配たから羽月くんが一緒なら安心だな?この際、羽月くんと結婚したらどうだ?」
「何言ってるのお父さん!羽月とは幼馴染だし小さい時から知ってるから一緒に住む事にしたけど結婚なんて話が飛び過ぎでしょ?」
「そうか?お父さんは羽月くんなら大賛成だけどな!」
ガハハハと大きな声で笑いながら言った。
それに羽月とは幼馴染であって異性として見た事は一度もない。
幼馴染であり友達としか見た事がないし結婚なんてまずない。
羽月は黙ってお酒を飲んでいたがきっと私と同じ気持ちだろう。
結局、飲み過ぎたお父さんは先に寝てしまい、羽月も少し酔っていた。
「ごめんね?お父さんに付き合わせちゃって。」
「明日も休みだから俺はいいけど、おじさんは本当に優子が可愛いんだな?
優子を頼むなって何度も言われたし。」
「そうなの?今じゃ莉子ちゃん莉子ちゃんってメロメロだけどな。」
「孫はまた別で娘は特別なんだろ!」
「そうかな?」
「じゃあ俺は帰るけど、また連絡するから!
一応、二週間後には引っ越しでいいよな?」
「うん!」
「じゃあオヤスミ。」
「オヤスミ。」
そう言って羽月は自分の家に帰って行った。
二週間後かぁ…楽しみだな。
それから私はお風呂に入り、上がるとお兄ちゃんが帰ってきていた。