夜まで待てない
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「橋本っ!この前に話したサンプルちゃんと発注したのか?今日中に届かないと明日の朝には使うんだぞ?」
「えっ?ちゃんと発注しましたけど工場に急いで連絡してみます!」
朝は目覚めも良く元気いっぱいに「いってきます!」と言って家を出た筈だった。
だが会社に着いて一時間、鬼ポヨにそう言われて急いで工場に連絡した。
そして工場から返って来た返事は、私がファックスでサンプル依頼を送っていたが日にちが一日違ったらしく、今からじゃ早くても明日にしか会社には届かないとの事だった。
私はファックスを確認すると日にちを間違えていて一気に顔が青ざめた。
「部長、すみません。私が日にちを一日間違えていて、早くても明日にしか届かないみたいなので今から工場まで私が取りに行ってきます!」
「今からってここから工場まで車でも四時間はかかるだろ?」
「だけど私のミスですし行くしかありません。」
すると部長は少し考えてこう言った。
「白崎!今日は俺がお前の代わりに仕事をするから橋本と一緒に工場に行ってくれ!高速に乗れば少しは早く着くだろ?それから橋本、間違いは誰でもあるが与えられた仕事はちゃんと確認をしろ!今日に気づいたからいいが明日だと皆に迷惑がかかる!忘れるな!」
「はいっ!」
こうして私の仕事は日菜子にお願いして白崎先輩と私は岡山県にある工場へと向かった。
「白崎先輩にも迷惑をかけてすみません。」
「気にしなくていいよ!それよりも今日に気づいたから良かったし、書類のミスは部長のチェックがあるからその場でやり直しが出きるけど、今回はそれが出来ないし部長が居たから早目に気づけて良かったと思わなきゃね!工場までの道のりは長いけど、逆に俺は仕事をしなくていいから嬉しいけどね!」
嬉しそうに言う白崎先輩が羨ましい。
途中でサービスエリアで食べ物を購入して車の中で食べて十四時過ぎに工場に着いた。
無事にサンプルを受け取りまた会社へと戻る私達が会社に着いたのは19時前だった。
オフィスに戻ると無事にサンプルを渡した。
「遅くなりました、サンプルです。」
「お疲れさん!今回は間に合ったがもう同じようなミスは許されないからな!」
「はい!」
「今日はもう二人共帰っていいから明日からはまたミスのないように!」
そう鬼ポヨが言って私と白崎先輩は会社を出た。
会社の前で白崎先輩と別れてスーパーで買い物をして帰った。
朝から楽しみだったがマンションに帰ると一気に疲れてしまった。