夜まで待てない



「そう言えば優子は彼氏いんのか?」


「居ないよ。もう半年前に別れた」


「何で別れたんだ?」


「仕事が忙しすぎて……。それより羽月は?」


元彼の事はどうでもいいが、別れた当時は本当に残業漬けで、涙を流した事を思い出したくなくてこれ以上は話をしたくなかった。


元彼も影では浮気していて、私と会えないからと言う理由で浮気したとか言われる始末。だからあまり思い出したくもない。


「仕事が理由?俺も彼女は居ないから同じだな」


学生の時に羽月に何人かの人と付き合っていた。けど長続きしなかったのを知っている。大人になった今もそうなんだろうか?


羽月とは幼馴染であり、友達でもある。優しくて思いやりあるのに、彼女と長続きしないのがずっと疑問だった。


だからと言って、プライベートな事だし一々言わなかった。


「おっ、着いたから中に入ろうぜ」


「うん」


一人暮らしをする事が嬉しい私は、今日を楽しみにしていた。




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