夜まで待てない
二人で中に入り、会社からなるべく近い物件を見せてもらっていた。
すると羽月が突然、思いもよらない事を言い出した。
「なぁ優子。俺達、一緒に住まないか?」
「はっ!?」
何を言い出すかと思えば一緒に住む?
「俺達が探してるのはお互いの会社の近くだろ?俺も優子の会社はそう遠くないし、家賃や光熱費をお互いに半々にすればいいと思わないか?」
「え、でも……」
私は少し考えた。家賃や光熱費が半分ってのはありがたい。私は働いて一年だし、貯金もいっぱいあるわけではない。それに羽月は男だけど幼馴染だし気を使う事もないし、小さい時から知っている。お互いに恋人が居ないし、一緒に住むのも有りかもしれない。
考えた結果……
「分かった、一緒に住もう!」
そして二人で部屋を決めて、羽月の名義で借りる事になった。
私達は不動産屋を出て、近くにあるカフェに行った。