次期社長の甘い求婚
昨夜のことがあったからだろうか。

彼には醜態をさらけ出してしまったから? 泣いてしまったから?

だからすんなり言われるがまま、車に乗ってしまったのかな?


色々な思いが駆け巡る中、たどり着いた先は都内でも有名な夜景が見渡せるデートスポット。

エンジンを切ると素早く助手席に回り込み、紳士的にドアを開けてくれた。


「どうぞ」

「……すみません」


こんな扱いされたことがなく、どんな顔をしてなんて言えばいいのか戸惑ってしまう。


「美月、こっち」


それにこの名前呼び。

どうしていきなり名前で呼ぶの?


謝りたいしお礼を言いたい。そして聞きたいことがたくさんある。


言われるがまま神さんの後をついていくこと数分、着いた先は夜景が一望できる公園だった。
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