次期社長の甘い求婚
「え……?」

それってもしかして……?


『来月の始め頃には仕事も落ち着くし、週末は休めると思う。……数ヵ月だけとはいえ、初めて住むところだろ? 一度来てみないか? 美月さえよければ金曜夜からでも』


嘘……本当に?


「いっ、行ってもいいんですか?」


声を震わせ聞いてしまうと、神さんはまたクスクスと笑いながらすぐに『もちろん』と言った。


『それに六日で俺達、付き合って三ヶ月だろ? ちょうど土曜日だしふたりでゆっくり過ごそう』

「神さん……」


夢みたいだ。
来月まで神さんの仕事が忙しいし、ずっと会えないと思っていたのに。


「じゃっ、じゃあ本当に行きますよ?」

『あぁ、待っているよ。迎えに行けなくて悪いな』


「全然です! ……会えるの、楽しみにしています」

『俺も』
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