次期社長の甘い求婚
よかった、遅刻せずに済んで。
ホッと肩を撫で下ろし就業の準備をしていると、バタバタと駆け寄ってくる音がオフィスの外から聞こえてきた。
朝の穏やかな雰囲気の中、突如響く足音に、自然とみんなの視線はドアの方へと向かってしまう。
そんな中、足音そのままに勢いよくドアが開かれる。
「いたっ小野寺さん!!」
ドアの向こうからやって来たのは、いつになく切羽詰った顔をした課長で、息も途切れ途切れになりながら、私の元へと一目散に駆け寄ってきた。
「かっ、課長……?」
あまりの形相に立ち上がってしまい、いまだに肩で息をしている課長を見つめてしまう。
初めて見る課長の姿に、同僚達も何事かと様子を見守っていた。
「いっ、今すぐ……っ」
「今すぐ?」
「いっ、今……今すぐ本社へ向かいなさい」
「――え」
予想していなかった話に目が点状態になってしまう。
「本社……ですか?」
ホッと肩を撫で下ろし就業の準備をしていると、バタバタと駆け寄ってくる音がオフィスの外から聞こえてきた。
朝の穏やかな雰囲気の中、突如響く足音に、自然とみんなの視線はドアの方へと向かってしまう。
そんな中、足音そのままに勢いよくドアが開かれる。
「いたっ小野寺さん!!」
ドアの向こうからやって来たのは、いつになく切羽詰った顔をした課長で、息も途切れ途切れになりながら、私の元へと一目散に駆け寄ってきた。
「かっ、課長……?」
あまりの形相に立ち上がってしまい、いまだに肩で息をしている課長を見つめてしまう。
初めて見る課長の姿に、同僚達も何事かと様子を見守っていた。
「いっ、今すぐ……っ」
「今すぐ?」
「いっ、今……今すぐ本社へ向かいなさい」
「――え」
予想していなかった話に目が点状態になってしまう。
「本社……ですか?」