次期社長の甘い求婚
「相談したいことがあったら、いつでも連絡して欲しい。……それと、会ってもいいと思ってくれたら」
「……はい」
お父さんの連絡先が書かれた名刺を受け取ると、まじまじと見つめてしまう。
一生会うことはないと思っていた。
会わなくてもいいとさえも思っていたお父さんと、これでいつでも会えるんだ。
そう思うと胸の奥が熱くなっていく。
「どんなことでも頼ってくれていいから。今まで父親らしいことしてやれなかったからな」
お父さん……。
やだな、そんなこと言われてしまったら私まで泣いてしまいそうだ。
これじゃ似た者親子じゃない。
唇を噛みしめどうにか涙を堪えた。
「ありがとうございます。……それじゃえっと、後で連絡しますね」
戸惑いながらも言うとお父さんは、嬉しそうに頬を緩ませたものだから、私まで嬉しくなってしまった。
それからふたりに見送られ関東営業所に戻る電車の中、見つめてしまうのは先ほどもらったお父さんの名刺ばかり。
「……はい」
お父さんの連絡先が書かれた名刺を受け取ると、まじまじと見つめてしまう。
一生会うことはないと思っていた。
会わなくてもいいとさえも思っていたお父さんと、これでいつでも会えるんだ。
そう思うと胸の奥が熱くなっていく。
「どんなことでも頼ってくれていいから。今まで父親らしいことしてやれなかったからな」
お父さん……。
やだな、そんなこと言われてしまったら私まで泣いてしまいそうだ。
これじゃ似た者親子じゃない。
唇を噛みしめどうにか涙を堪えた。
「ありがとうございます。……それじゃえっと、後で連絡しますね」
戸惑いながらも言うとお父さんは、嬉しそうに頬を緩ませたものだから、私まで嬉しくなってしまった。
それからふたりに見送られ関東営業所に戻る電車の中、見つめてしまうのは先ほどもらったお父さんの名刺ばかり。