次期社長の甘い求婚
「なぁ、美月……。ふたりでさ、今日みたいな日々を過ごしていこうな。ふたりで協力し合って笑い合って。……美月とふたりなら幸せな毎日を送れると思う、今みたいに」


「神さん……」


隣でハニかむ姿に胸が締めつけられた。


私だって今日みたいに神さんと毎日過ごしていきたいと願っているよ。
ふたりで笑い合って過ごしていきたい。


「そうだ、近くにレンタルショップがあるんだ。午後からゆっくり映画でも見ないか?」

「いいですね、それ。行きましょう」


弾む声で提案してきた彼に、気持ちを切り替え笑顔で答えた。


決めたんだ。
日曜日まで神さんと楽しく過ごそうと。
悲しんでいるのは勿体ないから。


それからふたりで手を繋いで歩いてレンタルショップに向かい、それぞれが見たい映画を一本ずつレンタルした。


帰宅後は簡単にサンドイッチを作って済ませ、早速ソファーに並んで座り映画を鑑賞。


ゆっくりと流れていく時間が心地よかった。

なにをするにもすべてふたりで一緒。


洗濯物と布団を取り込み、私が夕食の準備をしている間、神さんはお風呂掃除を済ませ少しだけ仕事をした後、一緒に準備を手伝ってくれて。


穏やかな時間だけが流れていった。
< 320 / 406 >

この作品をシェア

pagetop