恋に目覚めたシンデレラ


「昨日、こちらの用事が済むまで予定以上の時間がかかって待たせてしまいました。その間にあなたは眠ってしまったんです。
アパートの前で起こそうと何度も揺すったりして声を掛けたのですがダメでした。
遅い時間でしたし、このまま家にお泊めした方が良いかと思いここに泊まって貰う事にしたんです」


「私、ご迷惑をお掛けしてしまったんですね……。すみませんっ、なんて言えばいいのか本当にすみませんでした」

なにやってんだろう……
初対面の人の車に乗せて貰って寝てしまうし揺すっても起きなかったなんて緊張感無さすぎ。
しかも迷惑をかけてしまってるし……。


「謝らなくてもいいですよ。送ると言ったのは俺ですし……」


謝らなくていいと言ってくれたけど。


「気にしなくていいと言った筈ですが、その顔は気にしているようですね。あなたは俺の知ってる何人かの女性達とは違うようです」

「は?」

「ますます気に入りました。ぜひあなたにはこちらの申し出を受けてもらいたい」

「あの……?」





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