恋に目覚めたシンデレラ


「……っ!!」


抱き上げられて滉の部屋のベッドに下ろされた。


「今夜はここで寝て下さい」

このベッドで滉さんも一緒に……


「だ、大丈夫です。さっきは変なとこに力が入ったのかも。多分、動けると思う自分の部屋に行きます」


ベッドから下りようとして阻まれた。


「動かないで一人にはしておけない。大丈夫俺はソファで寝るしこんな状態の葵さんに何かしようとは思わない」


滉は枕と毛布をもって続きの部屋に行ってしまった。


滉さんのベッドを借りて横になっていたけどやっぱり眠れないし落ちつかない。
滉さんがいないからかな……。


滉さんがいないから落ち着かないなんて自分勝手かな。
滉さんは眠れるようにと、ここから出てくれたのに。
自分勝手でも今は滉さんにいてほしい。



私はベッドから降りると続きの部屋のドアをそっと開けた。



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