恋に目覚めたシンデレラ
毛布をはずしたら……滉さんの前で着れない。
「いつまで毛布を被っているんですか?」
「……滉さんの前で着るのは恥ずかしいです」
「昨夜は俺に抱かれたくせに何を今さら隠す必要はない」
「今は明るいから……やっばり無理恥ずかしい」
「しょうがない人だ。いいですよ目を閉じてる間に着て下さい」
目を閉じていてもやっぱり気になるから後ろ向きになってからホッと安堵の息をつき毛布を取りガウンの袖に片腕を通し反対側も通す。
着てしまってから滉さんに声をかけると滉さんはスッとベッドから立ち上がり目の前に来てフッと笑った。
「ご褒美くらい貰えますか?」
「……?」
「なかなか起きない姫を大人しく待ちそのうえ我が儘も聞いたんです」
姫って私のこと?
姫……がらじゃない。
私我が儘だったのかな。
でも滉さんの前で着る勇気はなかったから……。
「え~と何を……」
「そうですね、とりあえず……」